なんで こいつらなの?
と 思うかもしれないが...一番助けを求めやすい奴らが あいつらしかいないのだ...
めがねは ニコニコといまだに 微笑んでいるし
皇帝は うんともすんとも言わないし...
助けを求めても
それが どうかした?
という感じで 見捨てそうな感じがする
それに比べて 踞っている組は
一人は 私が女だと知っているし
もう一人は なぜか知らないが 私のことを物凄く心配しているし...
決して ナルシではない
これは 憶測だ...
考えてみれば こういう考えになっただけであって...
決して! 自惚れではない!!
そこまで 考えて
二人の様子を見る
体が自由に動かないから動きづらいけど...
二人は いまだに震えていた...
しかも ニコニコしているめがねと さっきまで豹変していた灰色の方を見るのが怖いのか 此方に全然気づかない...
こ こっちを見ろ!!!
そして 助けろ!!
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