会計を済まして外へ出るとあたりは薄暗くなっていた
「長居しちゃったな」
早く歩かないと、家に近づく頃にはもう真っ暗になってしまう。
「早く帰ろ」そう呟いてあたしは駆け出した。
はぁ…っ、はぁっ。
しばらく走って息がきれてきた頃
あたしは曲がり角を左折する。
「きゃっ!!!」
急いでいたあたしは曲がったと同時に足を滑らして勢いがあるまま思いっきり転けてしまった。
ずてん。と重い音がなり、それと同時に足に痛みが。
あぁ…痛い
どうしよう。足、力が入らない。
思った以上にあたしは派手に転けてしまったみたい。

