「…じゃあこれから、仕事あるんだ」


付き合うことになってから10分くらいしゃべってから翔真くんが言った。お仕事、大変なんだなぁ


「そっか!頑張ってね!お疲れさま」


____10分前「翔真さんじゃなくて翔真って、呼んでほしい。あと敬語、辞めよ?」と言われあたしは改めて彼女になったんたな、と実感する。


でも、まだちょっと恥ずかしいから呼びすてはできない。そう言ったら、待つよ。と言ってくれた。


もう少し時間が経ったら、翔真って、呼べるように努力するね。



「じゃあ、またメールするね」


それと、メールアドレスも交換したんだ。


あたしは名残惜しいけど、仕事の邪魔はしたくない。少し足を進めると


「風」


あたしの名前を呼びそっと、手を掴み…



触れるだけの、甘い甘いキスが落ちてきた。



そっと、触れただけなのにあたしの頭はドキドキして、ショート寸前。