一人の家に帰る。
家に着くと急に悲しくなった。
寂しくなった。
さっきまであった温もりに
さっき知ってしまった幸せに触れたくなってしまった。
やっぱりこんな感情なんて知るんじゃなかった。
と心の底から思っているはずなのに
この感情を失いたくないと思っているのは何故なんだろう。
『幸せ』それはきっと『不幸』の始まり。
幸せを知らなかったら不幸知らない。
それでも人は幸せを捨てきれない
私のように。。。
~~~~~♪
携帯が光った。
メールだ。
そう思って携帯を開く。
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差出人:派森 優希
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おやすみ
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あぁ、こうやってまたあいつは私を幸せにするんだ
〝おやすみ〟
その言葉だけなのに派森から抜け出せなくなっている私は重症なのだろうか
もうきっと私は幸せから
派森から抜け出せない
きっと。。。

