**吸血鬼と暴走族**~涙の章~



蒼「冷音、ずっと魘されてたよ。」


藍「うん。待って、待ってって。」


冷「そっか……。」


汗で重くなった服を着たまま身体を起こし、ベッドに座った


すると、蒼は私の左側に座り、藍は私の右側に座った


そして、蒼と藍はお互い反対の私の手を握って、呟いた


蒼「俺は何時でも冷音の事を思ってるよ。」


藍「だから、少しは僕らを頼ってよ。」


まるで、離さないと言わんばかりに2人は力を込めて握ってくれた