【短編】ing

ふと、杉谷君も真剣な顔をしたから、
「告白シーン」なんじゃないの?
って自問自答しちゃったけど、すぐ頭の中を掻き消した。



「私も、………ここにひとりでいるの…………怖かった…から、
…杉谷君さえ良かったら………
ここでやろう?」



……………言えた!
噛みすぎだけど、ちゃんと言えた!



この瞬間、私は自分に満足しちゃってて、杉谷君を見ていなくて、
ヤバいと思って、とっさに杉谷君を見たら、杉谷君が机に突っ伏してた。