【短編】ing

やっと保健室につくと、丁度先生が来たばかりで、タイミングよかったね、って耕士君が微笑んだ。


保健室の先生(みんなは彼女を『みちえちゃん』って呼ぶ)は、私を見るなり、

「今から職員会議なんだけど……顔色がひどいわね……」

そう言って体温計を私に寄越すと、ベッドで寝ているように言った。


「会議が終わるまで待っててちょうだい」



私は無理に起きていようとしたけど、耕士君が
「寝なさい」
なんて、強く言うから、素直に従った。



先生がいなくなってからしばらく彼はいたけど、
時計を見て、時間に気づいたみたいで、


慌てて保健室を出ていった。



ちょっぴり寂しかった。