ベランダに出て、正門の方を眺めてみる。 7時50分を過ぎるとちょっとずつ人が増えていって、『学校』って感じがしてくる。 ――杉谷君、まだかな……? 正門の方に杉谷君を探す。 ――まだ来ないか…… 「松永さん?」 後ろから声をかけられた。 振り向くとそこにいたのは、