【短編】ing



「でも、やっぱり、帰るときは怖いんだよね…」


杉谷君に聞こえるか聞こえないかくらいの声の大きさで呟いた。

これはホント。


夜の学校って、不気味です好きじゃない。
学習室なら、みんなと一緒に帰るからあんまり気にならないけど……、

教室からげた箱までは、さすがに無理。


毎日ビクビクしながら帰ってる。



「…松永さんってさ」