【短編】ing

「私っ、この席が好きなの!
勉強だって、集中できるし………いつもの席だし………それから………」
――――あなたが前にいると思えるから、怖くないの―――――


「怖さより好きの方が勝ってるんだ?」

私はこくりと頷いた。


頷いたけど…危なかった!
あと少しで変なこと言うところだった!

もしかしたら私の本音かもしれないこと…。
危ない、危ない。