天使の烙印

―――キミをこんなに近くで見るのは初めてだね。……あれ、首筋に痣がある。ハート型みたい。


『気付いたのね。……それはね、天使の烙印』


―――烙印?なんか罪人みたいな響きだね。


『うふふ。天使が良だなんて誰が決めたの?……それより、あなたにもあるでしょ?この痣が』


―――僕にも、天使の烙印があるの?






まさか、僕が天使だなんて。
にわかには信じられなかったが、制服の袖をめくると、大きさは違うけど、彼女と同じような痣が僕にもあった。