「本当に悪かった。」
ネオは本当に反省しているようだった
「とりあえず私は大丈夫だったんだから気にすることないって」
しおらしい顔をするネオに
私はそう言った
「舞花さんは優しい心の持ち主のようですね」
「そんなことは…」
ヨルがけなげに言ってきた一言に
照れを感じた
「君の言うことを1つ聞くことにしよう」
「は?」
「裏山に置きざりにしたお詫びとして君の言うことを1つ聞く」
私はネオの提案に少し戸惑いを感じた
…けれど私は気になっていることが
1つだけあった。
それを聞きたくて
ネオの提案に賛成した。
「君の言うことはなんだ?」
私は大きく息を吸い込み
勇気を出して聞いた
「ネオは町で何があったの?」
