あぁ、憂鬱。
そんなことを思いながら学校までの坂を登る。
今日から通う、桜沢学園高校。
坂がちょっと長いのが難点だけれど、
そこ以外はいいところだと思ってる。
綺麗だし、広いし。
「おっはよう、真白」
「あ、おはよう里奈」
後ろからポン、と肩を叩かれ
横に並んできたのは幼なじみの桜沢里奈。
なんと桜沢学園の理事長の娘さんである。
初めて聞いたときはびっくりしたなぁ。
「入学式1時間もあるんだって。なに話すのかなぁ?」
「さぁねぇ…あの校長、話長いんだよねー。パ…理事長が言ってた」
パパ、と言いそうになった里奈。
慌てて言い直す。
可愛すぎ!
里奈は、すごく可愛い。
フワフワした、茶色い髪に、少し小さめの身長。
動きも小動物みたいだし。
なんでモデルとかやってないのかが不思議でたまらない。
あぁでもモデルになったら会える時間も減っちゃうし、
いろんな人が里奈のことを知っちゃうのかぁ。
それは嫌だなぁー。
「サボっちゃう?」
「なに言ってんの。真白は新入生代表で挨拶、するんでしょ?」
「まぁ…」
そう。
あたしは、なんでも入試のときにぶっちぎりで
トップだったんだとか。
めんどくさいなぁ。
そんなことを思いながら学校までの坂を登る。
今日から通う、桜沢学園高校。
坂がちょっと長いのが難点だけれど、
そこ以外はいいところだと思ってる。
綺麗だし、広いし。
「おっはよう、真白」
「あ、おはよう里奈」
後ろからポン、と肩を叩かれ
横に並んできたのは幼なじみの桜沢里奈。
なんと桜沢学園の理事長の娘さんである。
初めて聞いたときはびっくりしたなぁ。
「入学式1時間もあるんだって。なに話すのかなぁ?」
「さぁねぇ…あの校長、話長いんだよねー。パ…理事長が言ってた」
パパ、と言いそうになった里奈。
慌てて言い直す。
可愛すぎ!
里奈は、すごく可愛い。
フワフワした、茶色い髪に、少し小さめの身長。
動きも小動物みたいだし。
なんでモデルとかやってないのかが不思議でたまらない。
あぁでもモデルになったら会える時間も減っちゃうし、
いろんな人が里奈のことを知っちゃうのかぁ。
それは嫌だなぁー。
「サボっちゃう?」
「なに言ってんの。真白は新入生代表で挨拶、するんでしょ?」
「まぁ…」
そう。
あたしは、なんでも入試のときにぶっちぎりで
トップだったんだとか。
めんどくさいなぁ。
