先生と呼ばないで【完】




ピシャン!っと、京平が図書室のドアを閉めると、私の方を見た。



「もうあいつに関わるな」



「…でも!」



「でもじゃない、あいつはおかしい。もう放っておいた方がいいんだよ」



「そんな!やっと学校に来てくれるようになって、授業も受けるようになったのに!」




京平ははぁっとため息をついた。




「小春もあいつに気があるのか?」



「え!?」




ドキッとした。


そんなことは…ない…




「最近お前の様子がおかしいのは、あいつと関係があるんじゃないのか?」



「八神君とは何もない…」



俯く私に、京平は何も言わず歩き出した。



八神君とのこと誤解されててもおかしくない。


さっきだって図書室に二人っきりでいたわけだし…