先生と呼ばないで【完】



やばい…こんな所八神君に見られたら…


付き合ってること内緒にしてるのにっ


てか、どうか八神君が出てきませんように…



私は心の中でヒヤヒヤしていた。


しかし京平はそんな私の心とは裏腹に、誰もいないと思って私にすり寄ってくる。


下手に拒めないし、どうしよう…




「きょ、京平、授業始まる…」



「ちょっとくらい時間あるだろ?」





そう言って私の肩に手を回したそのとき。





ガタンッ………





後ろを振り返ると、八神君が本棚の陰から出てきていた。


それはとても不機嫌そうな顔で。




「や、八神!?」



京平は驚いてとっさに私から離れた。




ああ……



なんで出てきちゃうのよ…