先生と呼ばないで【完】



ううう…


本当にここにいるの!?


まさかからかわれたわけじゃないよね…


こんなに広いんじゃ、探せないよ!


くじけそうになりながらも、近くのバーカウンターで少し休むことにした。



…どうしよう、外に出て電話してみるべき!?




その時、隣にいた人に声を掛けられた。



「ねぇ、さっき八神隼人を探してた人?」




横を見ると、顔中ピアスだらけの金髪ボーイが笑っている。


その隣には顔や首にスミが入っている人もいて。



ひ、ひぃいいいいいいっ!!!



「アハハハ、怖がってんじゃん!」



「マジで!?オレって怖い!?」



2人の会話に、ただ首を縦に振るだけで精一杯。



「オレら隼人の事知ってるよ、お姉さんなんで探してんの?」



「あのっ大丈夫ですっ自分で探しますから!」



「え?なんで、いいからちょっとここで話そうよ、酒おごるし」



そう言い、私の手から鞄を取りあげ、椅子に置いた。