先生と呼ばないで【完】



「いや…多分そしたら…また不真面目な俺の面倒を小春ちゃんが見ていたと思う」


「え!!」


「そんで、更生させようと必死に俺のために動いてくれただろーな。うん、きっとそうだ」


納得したように一人で頷く八神くん。


そしてくるっと私の方を向いた。

突然顔が近くなり、ドキッとした。


「運命ってそういうもんじゃん?」


「う、うん…」


八神くんはにっこり笑っておでこにキスした。


「いやー、でも小春ちゃんが高校生の時に出会ってみたかったなー。きっと可愛かっただろうな」


「そんなことないよ!真面目でネクラで…髪も真っ黒で…」


「どんな姿でも小春ちゃんには変わりないっしょ。俺がこんな真面目風になって、小春ちゃん嫌いになった?」


首を横に振った。


そんなこと、1ミリも思わないよ。


「でしょ?俺だって一緒だから。気持ちぶれたりしねーよ」