先生と呼ばないで【完】




ご飯を作っている間、ずっと八神くんのことを考えていた。


私、いい大人なのに中身は子供だな…


八神くんの方が精神年齢は上だよねきっと。


今夜のごはんは八神くんが好きなオムライスにしてみた。


前回は八神くんの家で作ったんだよね…


あの時はこんな幸せな時間が訪れるなんて、夢にも思わなかった。


好きな人のためにこうやってご飯を作って待ってるって、幸せ…。


ふと、時計を見るともう18時を回っている。


18時までには来るって言ってたんだけど…


携帯には連絡がない。


もう少し待ってみようかな、盛り上がって延長してるのかも。

私のメールで気が散ったら嫌だし。


ところが、19時になっても八神くんからの連絡はなかった。


時間が経つにつれ、不安が募る。

まだ…遊んでるのかな。


でも連絡はないし…


メールの返信もなかった。


早坂さんの笑顔が頭にちらついたけど、急いでそれをかき消した。