先生と呼ばないで【完】



まもなくしてテスト期間になり、私と八神くんが接触する暇もなくて。


1週間ほど、ろくに会話もしていない。


あの日のこと、ちょっと怒ってるのかな…なんて思った。


いやいや、あれは八神くんが悪いんだし!学校であんなことするなんて…


思い出したらドキドキしてきた。


私って不純な教師だ…。



八神くん、テスト頑張るって言ってたけどどうだったんだろう。


職員室で英語のテストの採点をしていると…


八神くんは100点だった。


開いた口がふさがらない。


まぁ、でもイギリスに住んでいたこともあったし、英語は得意って聞いてたしね…


そんなことを思いながら、近くの先生にも聞いてみることにした。


「あのー…八神隼人のテストの点数ってどうでした?」


隣の席の佐々木先生は数学担当だ。


私が聞くと、佐々木先生は笑っていた。


「すごいですよ~97点でクラスのトップでした。今回結構難しくしたつもりだったんですけどねぇ」