先生と呼ばないで【完】



「ドキドキしたっしょ?」


にっこりとイタズラな笑みを浮かべる。

なんだか私、遊ばれているみたい…


「も、もう!!」


「あれー?その顔は…もっとってこと?」


「うるさいっ」


バッと顔を背けた。


私、絶対顔が赤くなってそうだし、変な顔していると思う。


「ごめんね?やっぱり初めてはベッドの上がいいでしょ?」


「ほんっとバカ!ここ学校なのよ!?真面目になったと思ったけど、中身は全然変わってないじゃないっ」


私はそう叫ぶと、荒々しく教室をドアを開けた。


八神くんの顔は見ていないけど…


私は間違った事は言っていない。


教師が不良生徒みたいなことしてどうすんのよ…他の生徒に示しがつかないじゃない。


相変わらず八神くんに振り回されてしまう。


八神くんはなんだかすごく余裕に感じるのに、私ばっかりこんなに顔を熱くさせちゃって…バカみたいなんだもん。


私は立ち止まり、両手を火照っている頬にあてがった。