本当に…お父さんに認められたんだ。
信じられなくて、まだふわふわ夢の中にいるみたい。
八神くんの父親が先に部屋を出て行くと、八神くんと二人っきりになった。
「なんだか…色んなことが一気に起こって信じられない」
「悪い…本当はもっと早く言いたかったけど。小春ちゃんに俺を待ってろなんて言う自信なくて。賞がとれたらちゃんと伝えようと思ってた」
「八神くん…私本当に八神くんの側にいていいの?」
八神くんが立ち上がり、私が座っている目の前にきた。
そして私の両手を掴んでしゃがんだ。
「当たり前じゃん。小春ちゃんが側にいてくんなきゃ、俺ダメになる」
「八神くん…」
「卒業まであと4か月、小春ちゃんのために立派な生徒でいつづけるから。卒業したら…俺と一緒に住もう」
私は涙を流しながらコクコクと頷いた。
そんな私の涙を指ですくって優しく抱きしめてくれた。



