先生と呼ばないで【完】



突然の父親の登場で、私の心臓もバクバクしていた。


なんでここに八神くんの父親が…



八神くんは素直にその指示に従い中へ入ったので、私も慌てて中へ入った。


会議室のような一室に、八神くんと八神くんの父親と私の三人だけ。



これはどういうことなんだろう。


八神くんは私をここに連れてきたかったの?


「斉藤先生、そこに座ってください」


父親が近くにあったパイプ椅子を指さし、自分も近くのパイプ椅子に座った。


そして八神くんもドカっと椅子に座る。


ドクドクと心臓が大きく鳴っているのを感じる。


今廊下で話していたこと全部聞かれていたんだよね…


私達の関係もバレて…


「てことでさ、俺も小春ちゃんも本気だから」


突然八神くんが口を開いたと思ったら…なんてことを言うの!?


私は驚いて声が出なくて。


父親の方を見れないんですけど。


すると、父親がぷっと笑った。