先生と呼ばないで【完】



ふっと八神くんの方を見ると、こちらもまた優しい笑顔で見られていた。


はしゃいでるのバレたかな…恥ずかしい。


そそくさと八神くんの元へいくと、満足そうに微笑んで私の頭を撫でた。


「イルカも可愛いけど、喜んでいる小春ちゃんはもっとかわいーな」


はしゃいでるのバレてたみたい。

私の頭を優しく撫でている。


「や、八神くん…」


周りの視線を感じて恥ずかしくなる。

これじゃあどっちが年上なのかわかんないよ…


「もっと素の小春ちゃんを見せてよ」


「そんなの、ズルい…」


「え?」


「私だって素の八神くんが見たいのに」


すると、ふっと笑って私と同じくらいの目線まで屈んだ。



「俺、小春ちゃんの前ではいつも素だけど?」


「そうなの!?」


「小春ちゃんの前では本音でなんでも話せるんだよね、不思議と…。そういう存在が今までいなかったから、すげー貴重なんだけど」