私は、その姿を見送る。 …さて。 今日は暇だしなぁ。 どうしよう… すっかり誰も居なくなったオレンジ色の夕日が差し込む教室で、私は1人悩んでいた。 …ぶらぶらしようかな。 散歩、楽しいし。 そう決めた私は、下足場へ走って、学校から出る。