「えっ?」
まさか自分の名前が呼ばれると
思わなかったのか、
びっくりした声をあげたると
下に向けた顔をあげた。
「あっ、…………」
「私のこと、覚えてる?」
緊張しながら聞いた。
「入試の日のやつだろ?」
…………
やっぱり笑顔じゃないんだ………
「そうです!!」
少し間をあけてこたえた。
「受かってたんだな、
足、平気だったか?」
「……っ、はいっ!おかげさまで!!」
なんで……………
そんな無理して笑ってるんだろう。
輝きを持ってない笑顔を…………
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…