「学校だるいな」

「今日も調理室にこもるの?」

「うん、コンテストまで日にちないんだよT_T」

「あんたもよくやるよね、授業も受けてないのにテストトップだもん」

「そんなことないよ」

そう、柚子葉は、いつとテストで1位を取っている

最近ケーキの飾り付けができなくてイライラしている


「お昼迎えに行くね」

「うん」

はー、どうしようかな


ぜんぜん、思いつかない


あと一ヶ月なのに

これまでにアイデアを出さないと失格か


(ねぇ〜、本当にやるの?)

やばい、誰かきた

(当たり前)
見つかると厄介だな


知ってるのは先生どうこのとみっちゃんとかしかいないからな


(なぁ〜、本当に妖精なのか?)

(本当だって、いつもこの時期になると甘い匂いがするんだもん)

それ、うちだー

「本当に?」

この声はこの?

まて、てことは、桜龍?


「誰もいませんね」

「はったりだろう」

「待って、柚姉いるんでしょう」

ギク

このの馬鹿T_T

「出てこないと全校にバラすよ」

「ごめんなさい、それだけはやめて」

このの馬鹿T_T


脅すなんてT_T


「やっぱり、柚姉か」
何が?

「お菓子の妖精さん?」

「あぁ〜、よくお菓子食べに来る人」

「君だったのですね」