向日葵



すると姫川先輩が

「もういい?」

面倒臭そうに聞いてきた。

「あ、はい…すいませんでした。」

そんな私を見て佐倉先輩は私にだけ聞こえる声で
『そんなに気にしなくてもいいよ!本当は皆に優しいから!だから落ち込まないで?』

と優しく声をかけてきてくれた。


「もえ!行こうぜ…」

『うん!』

そう言って佐倉先輩は姫川先輩の方へ向かう。

『バイバイ』

優しい笑顔を私に向けて。