『斗真ー!』

向こうの方から女の人の声が聞こえてきた。
すると姫川先輩がその方を振り向き優しく微笑んだ。まるで愛しくて仕方ないとゆうような優しい目で。


『あのねー…』

佐倉先輩が私に気付き私の方をジッと見つめてきた。

「いや、えっと、あの…」

『1年生?』

「は、はい!」

すると佐倉先輩はにこっと笑って私に手を差し出してきた。

『よろしくね』

「え、あ、はい…」

小さい手…
本当にお人形さんみたいで可愛いな。