見つけてくれる気がした。
斗真なら私を探し出してくれる気が…
アレ…?
『斗真、それ…』
「あ、ああ…これのことか…」
斗真は恥ずかしそうに一輪のひまわりを手渡してきた。
「金なかったから一輪しか買えなくてよ…」
斗真の不器用な優しさに我慢してたものが一気に溢れ出してきた。
『わ、私ね…っふ…公介のこと…ズズッ、傷つけちゃったの…』
「うん」
『私ね…っんく…斗真のことが…』
「言うな」
斗真…?
「俺、もえが好きだ。」
え?びっくりして私は目を見開いた。
「告白くらい俺に言わせろよ」
顔を真っ赤にしてそう言ってきた。

