「俺…っ、本当は、こえーよ…」


公介が初めて頼ってくれた。今まで誰にも頼ることなく笑顔を絶やさなかった公介が…


私は震える手で公介の頬にふれた。


公介は体も大きくてこんなに強い男の人なのに、孤独で寂しくて怯えてる表情をしてる。守ってあげなきゃって思った。


『公介』


「ん？」


『大口たたいたけど私なんにも役に立たないかもしれない…だけど、辛い時は側で笑ってるし公介の心の支えになる。だからもっと甘えていいんだよ？』