次の日心が少しだけスッキリしてた。公介の病院の帰り私は心を入れ替えるため髪の毛を切った。特に意味はなかった。だけどまず進むための大きな第一歩を踏み出したかった。
学校にいったら真っ先にゆりかちゃんが駆けつけてくれた。
「もえちゃん、斗真と別れたんだって?!ー...ってえぇー!か、髪の毛...」
『へへっ』
私達はまだまだ子供過ぎたんだ。だから...
『変かな?』
「全っ然!ちょー似合うよ!」
前から斗真とその友達が歩いてくる。私は咄嗟に下を向いた。だけど、顔をすぐに上げた。もう大丈夫だよって...

