誰かを傷つける辛さ、人を大事に思う気持ち、誰かを本気で愛する気持ちも... 望むのはいつだって大切な人の幸せ。 だから斗真、 『わ...』 「わかれよう」 私の言葉を遮って斗真は言った。 良かった...、ッ斗真が先に言ってくれて...もう斗真を傷つけるなんて出来ないよ。今まで、いっぱい...いっぱい傷つけちゃったからね... 斗真は立ち上がり保健室を出ていこうとする。 そして、斗真は立ち止まり私の背中に言葉を放った。