次の日の朝。


重たい体を起こし学校に行く準備をした。
頭が痛い。


『いってきまーす。』


お母さんにそう告げ家を出た。

学校に近づくにつれて足取りが重くなる。


『ゲホ...、ゲホッ...』


「もえ!おはよ」

斗真の声に私は振り向く。


『おはよ...』


私は小さく呟いた。