「悪かった…。もえが無事でよかった。…時間がたっても来ねーのに、あいつと一緒にいた事に。南波があんな状態なのに自分の気持ちばっかりだった…。」 斗真が悲しそう眉を下げる。 「もえに大丈夫か?って…、南波に、ありがとう。って、言わなきゃなんなかったのに…」 そんな斗真を私は優しく包み込んだ。