翌朝、学校について私は久し振りに屋上に足を運んだ。

誰もいなくて屋上はしんと静まり返ってた。
私はフェンスに近づき屋上から見える光景を静かに眺めた。

「何してんの?」

急に声をかけられびっくりして振り返ると
姫川斗真がいた。

姫川斗真はゆっくりと私の隣まで来て静かに口を開いた。

「俺こっからの景色好きなんだよ。」

え?

「見てみろよ、あそこ」

姫川斗真が指さしている方を見ると無数のひまわりがたくさん咲いていた。