話終えたあと茜ちゃんが私を心配する。 「大丈夫?」 私は小さく頷いた。 「公介はさ…今も、忘れられないのかな…?」 茜ちゃんにこんなこと聞いたって困らせるだけなのに…。 「私、公介の所に行ってくるね。」 「ちょ、もえ?!」 慌てて私の腕を掴む茜ちゃん。 私はゆっくりと茜ちゃんの手を離した。 「ねえ、茜ちゃん…」 「ん?」