「公介!」 私は手を振って公介に近寄る。 「一緒にお昼食べよ!」 「おう」 すると 『公介!』 佐倉先輩がこっちに来た。軽くおじぎをする。 『彼女?』 「は、はい!」 優しく微笑んでくれた。そんな佐倉先輩に 「俺と喋ってもいいのかよ?」 と少し寂しそうな顔で公介が問いかける。 『うん!斗真には言ってるから』 「そうか…」 公介が佐倉先輩にふわりと微笑む。