向日葵



『斗真も溜め込まないで…一人で悩まないで…わたしがいるんだから…』

「ああ…」

『これからも、我が儘ばっかり言うかもしれない…だけど、嫌わないで…私の事嫌いにならないで…』


斗真が優しく私を包み込む。

「好きな女の我が儘くらいいくらでも聞いてやるよ。俺がもえを嫌いになるなんてありえねーよ。全部ひっくるめてもえが好きなんだからよ…。」

顔を赤らめて二人で笑い合う。
斗真は私の事髪の毛をかきあげ、ほっぺやおでこにキスをする。

そっとそよ風がふく。

ひまわりがザァーっとゆれる。

まるで私達の恋を祝福してるように…