ーもえsideー
何で笑ってんの?どうして私以外の子に笑いかけてるの?
…いや、別にいいんだけどさ。
って私束縛しすぎだよ!別に笑いかけるくらい普通の事なんだし!
だけど、胸が痛い。
私ってこんなにヤキモチ焼きだったかな?
すると
「斗真ー!」
甘ったるい声が聞こえてきた。
「なに?」
「もしかしてもえちゃんと喧嘩中でしょ?」
私は急いでその場に隠れた。
「は?」
「だってもえちゃん以外の女と喋ってるし!」
「あぁー」
「でもさ。たまにはよくない?他の子と喋っても!もえちゃんってちょっと我が儘だよね!」
そんな事…
「そうかもな…」

