ー斗真ー


俺は馬鹿か。もえに当たる必要ねーのに…。
だけどもえも悪いだろ。俺がいんのにベタベタと他の男に触らせやがって。


だけど俺がもえに悲しい顔させちまった…

「斗真くーん!」

一人の女が近付いてくる。

「これさー…」


といって俺の腕に触ってきた。俺は女の手を振りはらい「さわんな」と言ってその場を去る。

チラっと女を見てみる。
その女は手で涙を拭っていた。
やりすぎたかも…さすがにそれには少し罪悪感があった。

俺はその女に立ち寄り一応小さく謝った。