ー昼休みー 私と斗真は黙って弁当を食べる。まだ何か怒ってるのかな? 『ねぇ、』 斗真から返事はなかった。 『ねえってば、何か怒ってる?』 「別に」 短い声と冷たい返事だけが返ってくる。 『別にって…怒ってるでしょ?』 斗真ははぁっと溜息をついた。 「怒ってねーよ」 『怒ってるよ!』 「怒ってねーよ」 『怒ってるよ!怒ってるよ!』