………ッ!!??





勢いよく顔を上げるとそこには勝ち誇った様な笑みを浮かべた巻き髪女の顔。




奴はそれだけ言うと何事もなかったかの様にスキップを踏みながら私の横を通り過ぎていった。






な、何だ今のは………!







私の脳内が「怒」と「憎」の文字で埋め尽くされていく。





「うわ、ちょ、未羽ちゃんやべええ!」





隣の男子はまだ騒いでいた。




黙れ男子!!!







私はギリっと強く唇を噛み締める。







許さん……許さん……許さん…





ちょっと美人だからって、
風磨くんの彼女だからって、


図に乗りやがって……




あんな挑発的な態度取って人のことバカにしやがって……









七瀬 未羽、





絶対痛い目にあわせてやる!!!!