「はぁ‥」 今日も私は家とは反対方向に行く電車のホームでため息をつく --トントン 肩を叩かれ振り返ると‥ 「佐藤?」 ニコニコと笑う佐藤が立っていた 佐藤俊也(さとうしゅんや) 同じ部活の同級生で今年同じクラスになって良くしゃべるようになった 「お前、家こっちだっけ?」 家とは反対方向のホームにいる私を見て不思議そうな目をした 「違うよ。裕也のとこ行かなきゃいけないから‥」 だんだん話し声が小さくなり泣きそうになる私 ほんとは行きたくないのに‥