大好きなんだから…


「ごめんね~未来ちゃん。1人にして…」

「良いよ!2人とも仕事で海外に行くんでしょ?なら仕方ないよ!」

「本当にごめんね。あとは優君に任せても良いかしら?」

「はい!未来のことは心配しないで下さい!」

「ありがと。じゃあ行って来ます!」

「「いってらっしゃい」」

 あっ自己紹介まだだったね!

 私、鈴木未来!

 今日から私の両親は海外へ出張しに行くんだ!

 幼なじみの優君は小さい頃に両親が亡くなっちゃって…

 だから、私たちと一緒に過ごしてきたわけだけどこれからは2人暮らしになるんだよね…

 色々と心配だな…

 あっ…そう言えば来週入学式じゃん!

 お母さん達、入学式だけでも見ていったら良かったのに…
 でも仕事だから仕方ないよね!

「さてと、優君。朝ご飯にしようよ!」

「うん!そうだね!」

 今考えると朝ご飯食べてなかったんだよね… と言うか今の時刻9:00丁度って凄くない??

「あ"あ"~腹減った…未来、パン作ってよ」

「今からパンは長くなるけど良い?明日にしない?」

 私はこう見えても料理は出来る方なんだ!