『きゃーーーーー!!!!!!!!』 かな子に言い返そうとしたとき、廊下から声が聞こえた。 廊下の歓声に気づき、クラスの女子たちが立ち上がる。 「あー、噂をすれば」 意味ありげにニヤリとあたしに目をやり、廊下を見るかな子。 うっ…この子はもう…! 彼の事になると、あたしが何も言えないの分かっててやってるな…!