坂本くんの為…なんて言えない! まだ痩せて綺麗になれてないし…! 「その、好きな人の為に細くなろうと」 「………ふーん」 心なしか、さっきより冷たい気がする。 やっぱりあたしなんかが細くなっても、無意味なのかな? 「…その人は、細い人が好きなの?」 綺麗な瞳が、あたしをとらえる。 「多分、でも男の人はみんな…細い人が好きだとおもうし…」