「ゆうみ、そいえば体調どう?」 かな子があたしの顔を下からのぞき、心配そうな表情をみせる。 「体調…?うーむ、だいじょ…う」 体が重くなり、一気にぐらっと傾く。 「えっ!?ちょっ…ゆうみ!!?」 「うっ……ぷ…」 「ゆうみ…!!!!?」 視界もぐらつき、かな子の声が遠くきこえる… まわりの音も声も遠くなる…