3000年の恋が叶うとき


「遅れてすみませーん」

遅れてやってきたのはたぶん隣の人

なんだイケメンかと期待してたけど
普通の人だった

ここは小説でよくある展開を期待してたのに

そんなこと考えていたら
体育館に移動の時間になっていた

先生がいなくなった途端
珍しく花蓮が慌ててあたしのところに来た

「花蓮どーしたの?珍しく焦って」

「いや、りん体大丈夫?」

なんの話?
あたし顔色悪かったのかな?

「どこもおかしくないよ?
どーしたの?」

「いや、なんでもない。りんの顔が
青白く見えただけみたい。
早とちりでごめん。なんもないよ!」

「そう?ならいいけど」

なんだったんだろう……

とりあえず体育館いかなきゃ!