「遅れてすみませーん」
遅れてやってきたのはたぶん隣の人
なんだイケメンかと期待してたけど
普通の人だった
ここは小説でよくある展開を期待してたのに
そんなこと考えていたら
体育館に移動の時間になっていた
先生がいなくなった途端
珍しく花蓮が慌ててあたしのところに来た
「花蓮どーしたの?珍しく焦って」
「いや、りん体大丈夫?」
なんの話?
あたし顔色悪かったのかな?
「どこもおかしくないよ?
どーしたの?」
「いや、なんでもない。りんの顔が
青白く見えただけみたい。
早とちりでごめん。なんもないよ!」
「そう?ならいいけど」
なんだったんだろう……
とりあえず体育館いかなきゃ!
