「南生く~ん。一緒にお弁当たべようよ~。」
甘ったるい声。
「ごめん。先約あるから。」
それに返す南生の声。
「そんなこといわないでさ~。」
それにめげない女たち…つ、つおい…。
絢香の助言を思い出す。
まずはじめに大きな声で南生の名前を…よぶ!!!
「な!なっぉ…!!!」
また語尾が小さくなってしまったが出だしのお陰で南生と南生の周りの子達が一斉にこっちをむく。
「まこ!!」
南生の嬉しそうにちかづいてくる反面つきささるのは周りのこの鬼のような視線…。こわっ!!
でも…せっかく作ったんだから…。
「こ、これ!!!!…つくったの…だからたべてほしい…です!!!」
と、南生に手に持ってた弁当箱をつきだす。
や、ヤバいこんどは最後を強調しすぎた…!!
恥ずかしくてそっぽをむくといつのまにか女の子と南生いがいの視線も集まっていた。
え、なにこれ。公開処刑??はずかしすぎる!!!!
顔がほてってくる。

