律side



――――ピピッ…ピピッ…


『……ん』


パチッと目を開けるとベットの横の棚の上で目覚まし時計が鳴っている。


……時間を見ると、



『んげ…8時40分…』




完璧遅刻だ…。


昨日の仕事のせいだな…絶対。







目覚まし時計で起きるってことは廉兄にも烈にもおいていかれたってこと。


こうなると学校へ行くことすら嫌になる。














『……学校……』


行かないと蒼空や秋が五月蝿いしなぁ…


あたしはゆっくりベットから降りて制服に着替えた。










欠伸を噛み殺しながら準備を済ませる。